How to find a goal and discover true thinking skills.
高校生の皆さん、「将来の目標をみつけ、真の思考力を身につけるには」、どのような学び方がいいのか、考えたことがありますか。
最近読んだ山本康正氏の『2035年に生き残る企業、消える企業』をヒントに、私自身の経験を交えてお話ししたいと思います。
高校時代、私自身も将来何を目指せばよいのか漠然としていました。
しかし、ある時「自分が将来どんな課題を解決したいのか?」
“What kind of problems do I want to solve in the future?”
という視点で物事を考えるようにしたことが、目標を見つける大きなきっかけとなりました。
山本氏の本でも、これからの時代は技術革新が加速し、社会課題の解決が重要なテーマになると述べられています。
たとえば、AI(人工知能)や、再生可能エネルギー、環境問題といった分野はこれからますます注目されるでしょう。
皆さんも、自分がどんな問題に興味があるのか、どんな社会を実現したいのかを考えてみてください。それが将来の道筋を描く第一歩になるはずです。
ところで、先日行われた大学入試共通テストを生成AIに解かせたところ、得点率91%だったとのこと。
東京のベンチャー企業が対話型AIを使って行ったものですが、日本最難関とされる東大の合格ボーダーラインを超えたそうです。
生成AIの情報収集量は、今後ますます増えていくことは間違いありません。ですから私たち人間は情報量ではなく、人間的価値に磨きをかけることが必要となることはお分かりと思います。
もう少し具体的に言うと、AI時代を生き抜くには真の思考力が必要なのです。
それでは、真の思考力を身につけるためには、どうしたらいいのでしょうか?
単なる知識の暗記ではなく、「なぜそうなるのか?」を常に考える姿勢だと思います。
I believe it’s important to always maintain an attitude of thinking about “Why did it happen that way?” rather than simply memorizing knowledge.
私が受験勉強の中で感じたことは、教科書や問題集に書かれている解法をそのまま覚えるだけでは、応用力が身につかないということです。
たとえば数学であれば、公式をただ覚えるのではなく、その公式が導き出される過程を理解すること。
英語であれば単語や文法を暗記するだけでなく、なぜその表現が使われるのか、背景にある文化やニュアンスを考えることです。
山本氏の本の34ページでも、「変化に対応する力」がこれからの時代に必要だと強調されています。
変化に対応するためには、既存の知識や情報に対して疑問を持ち、自ら答えを探求する力が欠かせません。
これこそが真の思考力であり、大学やその先の社会でも必ず役に立つスキルです。
最後に、将来の目標を見つけるために必要なことは「多様な体験をすること」です。
山本氏は211ページで、「五感に訴えかけるダイレクトな体験は、多くの学びをもたらしてくれます。」と言っています。
Direct experiences that appeal to the five senses bring a lot to learn.
これからの時代は一つの分野だけで成功するのは難しい時代です。異なる分野の知識やスキルを組み合わせることで新しい価値が生まれることがあります。
部活動やボランティア、読書や旅行など、学校生活の中でさまざまな経験を積むことで視野が広がり、ものごとが別の角度から見えるようになります。
色々なことに挑戦する中で、もちろん失敗もあります。私自身、試合や模試で思うような結果が出なかったこともありました。そんな時に自分の弱点を見つけ、改善策を考えたことが成長につながりました。
皆さんも、失敗を学びのチャンスと捉え、粘り強く取り組んでください。
そして、皆さんのこれからの高校生活で、真の思考力が身につくことを心から願っています。