One example of renewable energy use
前にも紹介しましたが、「2035年に生き残る企業、消える企業」と言う本の中で、山本康正氏は
これからの時代を見据えたビジネスの変化やテクノロジーの影響について詳しく解説しています。
まず、山本氏は「2035年までに大きな技術革新が起こる」と予測しています。その中でも特に重要なのが、AI(人工知能)、そして再生可能エネルギーとのことです。
彼は、「これらの技術は私たちの生活だけでなく、企業の在り方そのものを根本から変える力を持っています。
These technologies have the power to fundamentally transform not only our daily lives but also the very nature of businesses.
たとえば、AIは単純作業を自動化するだけでなく、複雑な問題解決にも利用されるようになり、人々の働き方を大きく変えるでしょう。」と、言っていました。
既にそのような現実となってきていることは、皆さんが実感している通りです。
皆さんは、山本氏が一番強調していることは何だと思いますか?
彼は、「環境問題が企業の存続に直結する時代が来ます。カーボンニュートラルへの対応や再生可能エネルギーの利用が、企業が競争力を保つための鍵になる」と述べています。
そんな中、YouTubeで「再生可能エネルギーの活用」についての、とても面白い動画を見ました。
岐阜県にある角野製作所が螺旋式水力発電装置「ピコピカ」を作ったという記事です。
この装置を使うと、日本で至るところに見られる水田の脇を流れる小川の水を利用して発電できるというのです。
By using this device, it is possible to generate electricity using the water from small streams that run alongside rice paddies, which are commonly seen throughout Japan.
記事によると、長野県小諸市で行われた、「小学生向けの水力発電機の組み立て教室」では、小学生と大人が協力して2台のピコピカを組み立てました。
そして、実際にLED防犯灯が点灯するのを見て拍手と喝采が湧がっていました。
また、子供たちの声として、
・水路に組み立てた発電機が回る様子を見るのが楽しかった。
・実際に電気を生成できたことが学びになった。
・こんな小さな水車でも電気を発生できるとは思わなかった。
I never thought that even such a small waterwheel could generate electricity.
とあります。
さらに、実際に田舎の田んぼの道路沿いに、防犯用のライトが夜、輝いている写真を見て私もすごく感動しました。
海外においては、タンザニアで、この「超小型水力発電装置」が、環境や気候に合わせた環境に優しい発電方法として、多くのメディアに取り上げられている様子を写真で見ることができました。
水力発電量は「流れる水の量」と「その落差」で決まるのだそうです。
それを追求した結果、小さな水流でもその水のエネルギーを電力に変えることができる、コンパクトな装置が発明されました。
私は、日本人の素晴らしい独創性と企業努力にすごく驚きました。
山本氏は「環境問題、再生可能エネルギーの活用は、企業が競争力を保つための鍵になる」と言っています。
そういう観点から、日本ではほぼ無限にあると思われる水を再利用する方法や技術が生まれているということは、大変心強いことと言えます。
これからもこのような技術が生み出されることを期待したいと思います。
I hope that innovations like this will continue to be developed in the future.