中学生を勉強させるには

How to let your child study?

先日妻の実家で5、6年ぶりに姪にあった。中学1年の男の子が話題になり、「勉強しなくて、、、どうしたらいいの?」と聞かれた。

子供に勉強をさせるというのは、多くの親にとって悩ましい問題ですね。しかし、勉強させるということは、ただ机に向かわせることや宿題を終わらせることだけが目的ではないですよね。

姪にとって少し難しいかなと思ったけれど、「本当の目的は、子供が勉強に対して積極的になり、今後ずっと自己成長を続けるための、土台を築くことだよ。」と切り出しました。

子供とどのように接していくか、話したことを簡単にまとめてみます。

ア.子は親を見て育つ
Children learn by looking at their parents’ backs.

「子供は親の背中を見て育つ」という言葉は、どこかで耳にしたことがあるでしょう。これは単なる言葉ではなく、子供を育てるうえで、本当に基本的なことですよ。

お父さん、お母さんが本を読み、興味を持って新しいことを学び、努力している姿を見せることが、子供にとって最高の教科書です。子供は親の行動を見て、「勉強は楽しいんだ」とか「学ぶことは大事なことなんだ」と感じ取ります。

例えば、あなたが毎日仕事から帰ってきた後、テレビの前でリラックスして過ごすだけでなく、本を読んだり、何か新しいことに挑戦する姿を見せてあげてください。

After you come home from your work, please show your relaxing in front of the TV and reading books or challenging something new.

子供はきっとその姿を見て、「学び続けることは生活の一部なのだ」とわかるでしょう。もし子供に勉強の習慣をつけたいのであれば、まずはお父さんお母さんが、学ぶ姿勢を持つことが大切ですよ。

これに対し、姪は答えていわく、「高校のころは勉強したけれど、今は全然していない、見本になるのは難しいなあ」

イ.本をたくさん読ませる

読む力はすべての基本と言えます。
Reading ability is the basic of everything.

勉強に興味を持たせるためには、読書習慣をつけることが非常に効果的です。

本を通して、子供は知識を得ます。それだけでなく、語彙が増え、想像力が育まれ、自分の考えを整理する力が身につきます。

また、読書により読む力がつき、他の教科の成績にも良い影響がでます。

しかし、「ただ読ませれば良い」というものではありません。大切なのは、子供に合った本を選び、読書が「楽しい」と思える環境を整えることです。

私は小学5、6年のころ、図書館で「15少年漂流記」や、「ファーブル昆虫記」、「シートン動物記」などを読みました。有名な名作がおすすめです。

「シートン動物記」では、なぜか母ギツネが子ギツネのため、寒い冬の雪の中を餌を探し求める様子を覚えています。

子どもが興味をっている分野や、冒険物語、科学に関する本など、バラエティに富んだ本を用意し、読んだ内容について一緒に話す時間を持つことも効果的です。

親が子供と一緒に感想をシェアすることで、読書が単なる勉強ではなく、コミュニケーションの一部として定着しやすくなります。

ウ.失敗を恐れない環境を作る

現在はAIの時代、変化の激しい時代です。そして、答えのない時代であり、課題を見つけ出す力が求められます。

Nowadays it is an era with no answer, and the ability to find problems is required.

ただ、子供が新しいことを学ぶとき、どうしても失敗や挫折を経験します。

ここで重要なのは、失敗をネガティブに捉えるのではなく、「学びの一環」として受け入れさせることです。「失敗を恐れない環境」を整えることが不可欠です。

例えば、テストの点数が悪かったり、宿題が思うようにできなかったとき、叱るのではなく「どこでつまずいたのか」「どうすれば次にうまくいくのか」を一緒に考える姿勢を見せることが大切です。

そうすることで、子供は「失敗は成長のためのステップだ」と感じ、挑戦することへの恐怖心を克服しやすくなります。

また、親が自らの失敗談を話し、(これは私には難しかったですが)「失敗しても大丈夫」というメッセージを伝えることも有効です。

たとえば、「昔、私はこういうことに挑戦して失敗したけれど、そのおかげで今の自分があるんだ」というエピソードを話すことで、子供は「失敗は悪いことではない」と悟ることができます。

まとめ

子供に勉強をさせることは、単に知識を詰め込ませることではありません。親としてできるのは、学ぶ楽しさや価値を伝え、自分自身も学び続ける姿勢を見せることです。

Letting children study is not just filling them with knowledge. What you can do as a parent is to convey the joy and value of learning and to show your own attidude of continuing to learn.

また、読書を通じて読む力を育て、知識を増やし、自分の未来に向かって、失敗を恐れず挑戦する心を育てることが大切です。


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